HOW TO 組織づくりの手順
組織づくりは、ひとつの施策で上手くいくようなものではありません。一貫性のある複数の施策を組み合わせることで、理想的な組織の実現が可能になります。
私たちの豊富な組織コンサルタント経験をもとに、組織づくりに最適な手順を以下にまとめました。多くの中小企業様がこの手順で、組織化を実現しています。ぜひご参考ください。
- 理念を策定する
- 会社とは多くの場合、経営者が「誰かを喜ばせたい」という思いで起業し、その思いに共感する仲間を集めてサービスを提供していくものです。
理念に深く共感する仲間を集めるには、それが生まれた経緯を明らかにすることが大切。そのために、「誰のためにサービスを提供したいのか」「何を提供したいのか」について、一つひとつ深堀りしていきましょう。 -
将来（＝経営のゴール）を
明確にする - 会社の将来を明確にすることは、社員に対して「どこを目指しているのか」を示すことでもあります。理念に共感していてもそれぞれが正しいゴールを認識していなければ、足並みが揃わず組織としての強みは発揮されません。明確なゴールを共有することで、社長を筆頭に全スタッフが同じ方向を目指すことができるのです。
- 役割を与え教育する
- 役割は、日々の業務の作業や責任を分担するためのものです。人は役割を与えられることで、自身の存在価値を感じることができます。新人社員も含め、個々の社員に役割を与えることが大切でしょう。
また社員教育は、心理学者・マズローが唱えた5段階の欲求（生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求）を、正しいステップで満たすことにも繋がります。人の成長のためには、しっかりとした教育体制を整えることが必須といえるでしょう。 - 適正な評価を行う
- ここでいう評価は給料ではなく、日々の社員の行動が適切かどうかを判断することです。こうした評価活動は、日常的に行うことが肝心。小さなズレは容易に解決できるかもしれませんが、大きくなったズレを修正するのには大変な労力がかかるからです。また、人は自分の行いが正しく評価されれば、モチベーションが上がるもの。そのため、日頃から適正な評価を行うことは非常に大切です。